【デザイナー】
Marcelo Burlon (マルセロ・ブロン)

マルセロ・ブロンとは文化の旅人であり、マルチな分野で活躍する才能である。マルセロ・ブロンは「モダン」という言葉の定義を書き換え続けており、リキッド(液体)のように変化をし続ける。ミラノを拠点としているが、売れっ子パーティーオーガナイザー/DJ/デザイナー/フォトグラファー/ナイトライフのエキスパートという多くの肩書きを持ち世界中を駆け回っているためほとんどの時間をジェットセッターとして飛行機で過ごしている。マルセロは地理的にボーダーレスなだけでなく、彼は溢れ続ける想像力で様々な壁を取り払い続けており、彼が手掛ける仕事は変化するモニュメントのようである。パタゴニア出身の若いマルセロが短期間でミラノに移住し、世界的に成功を収めたことはあまり驚くべきことではない。マルセロは行く先々で自分の痕跡を残す。彼はカタリストであり、彼が関わる全ての事にポジティブなエネルギーで向き合う。これがラグジュアリーブランドからビッグメゾンまで全ての人がパーティーやショーのサウンドトラック、など社交の場をしきることを彼に依頼する理由である。彼のユニークなネットワークがブランドを急成長させ、クールで一流の人々を惹き付け続けている。それが彼特有の持ち味であり、人々を繋ぎ新しいメディアを作り上げていくことそのものが彼の才能である。ローカルの視点を持ちながらグローバルな展開をすることを、マルセロ・ブロンはカウンティ・オブ・ミランを通して体現している。ファッション、ミュージック、ナイトライフ、ビューティーといった様々なカルチャーを結び合わせ、今ではで世界現象とまでになったブランドをインディペンデントに作り上げてきた。マルセロは異なる文化からインスパイアされたアイディアを独自のシンボリックで多様なグラフィックに落とし込んでいる。彼が触るものは変化をとげ新しく進化していく。ファッション以外のすべてのことにおいて彼はこの手法を使っているといえる。マルセロにとってT-シャツ、音楽をミックスすること、完璧なパーティーをオーガナイズすること、アートディレクションをすることはすべて同じことなのである。根底にある彼の持つヴィジョンと手法は変わらない。彼はスリリングな現代のメルティングポットのような存在なのである。